温泉ホテル ユニットバス全面塗装
2014年12月29日投稿
年末繁忙期に岡山県北湯郷温泉のホテル3室を施工しました。
ユニットバスを天井から床まで全面施工ですが、今回特に問題となったのは下の写真にある浴槽壁面クラック(ひび割れ)です。
(バスタブ壁面クラック)
3室ともFRP製浴槽のほぼ同じ箇所にかなり長く深い亀裂が入っています。
バスタブ製造上の問題なのか、それとも躯体の歪みなど建物構造上の問題なのか判然としませんが、このまま放置すればそのうち湯が洩れ始めるのは間違いないでしょう。
この種の補修でパテを用いると、後で必ずと言って良い程同じ箇所にクラックが再発生します。
今回はFRPライニング(ガラス繊維強化工法)を採用しました。
(バスタブ施工前)
(バスタブ施工後)
(壁面柄入りタイル施工前)
(壁面タイル施工後)
(床面施工前)
(床面施工後)
(施工前)
(施工後)
若いホテルオーナーは、
「1年前同じ症状が出ている客室ユニットバスを新規に入れ替えた後、大阪のリフォームフェアでこの塗装工法を知った。」、
「ネットで検索し近くの御社を知り、すぐに電話を入れた。」、
「もっと早くこの工法を知ってれば良かった。なんか損した気分です。残念!」
と言われました。
最終日の12月28日、私がポリッシャーで仕上げのバフがけをしていたら、突然背後から、
「何しょーるん?」
と人の声。(びっくりした~!)
ちょうど共用部のジュータン張替えに入ってた会社の親方でした。
「驚かさないでよ・・・」と思いながら、
私 : 「塗装で風呂をリフォームしてます。」
親方 : 「ホーッ、そんな工法があるとは知らなんだ。競争相手がおらんけん儲かってしょうがなかろー。」
私 : 「いや、それ程でも・・・・・。」
親方 : 「アッ、そうか! 誰も知らんけん仕事が来んか? それじゃー儲かりゃせんわのー! ワッハッハー。」
私 : 「いや、それ程でも・・・・・。」
楽しい会話とともに今年最後の施工が無事終わりました。