上斎原ゲストハウス施工
2018年9月21日投稿
一年半ぶりの投稿です。
なぜこんなに間が空くのか自分でもよく分りません。
8月末、車で40分程度の山深くにある ゲストハウス 浴槽を施工しました。
築120年の古民家をリフォームした実に素敵な建物です。
柱も梁も現代の新築住宅では考えられないほど太くて、上手に手をかければまだ100年は大丈夫そうな建物です。
巷では100年住宅、200年住宅など 「???」 なかけ声やキャッチコピーを耳にしますが、この古民家は静かにさりげなく200年住宅を実現することでしょう。
建物を観ていて後100年もたない理由が見つからないんですね。
現代建築ではとても考えられません。
凄いことです。
在来工法の浴室です。
浴槽は設置後30年ほどのFRP製。
おそらく前所有者のご家族が長時間の溜め湯をされていたのでしょう、ゲルコート層に大量のクラックが発生しています。
ここまで仕上げ層の劣化が進むとパテ充填など小手先の補修では対応できません。
ポリエステル樹脂とガラス繊維を用いた浴槽全面FRPライニング加工を行いました。
FRPライニングが終わりました。
痛々しい姿ですが、浴槽の強度は新品時と同等に戻りました。
これから表面の凹凸を平滑に研削した後、新品同様に研磨します。
猛暑もあってチョッと大変です。
オーナーのご要望で仕上げ色は濃い目のネイビーブルー。
写真が下手なので分りにくいですがパール調(パールマイカ)仕上げです。
全国リグレーズ工業会の方から久し振りの電話、
「國米さん、長い間ブログ書いてないけど、まだ息してますか~?」
ブログのことは気になっていました。
気にはなっていたのですが、生来の不精や忘れっぽさもあり、なかなか投稿できませんでした。
それにあまり間が空きすぎると、バツが悪いとでも言えばよいのか、何から書き出せばよいのか分らなくなってしまうんですね。
そこで今回 「施工写真を中心にした投稿を<何食わぬ顔で>アップロードすれば、18ヶ月のご無沙汰をなかったことに出来るかもしれない!?」 と姑息な作戦を立てました。
現場でいつも写真撮影を忘れてしまうため、今回は脱衣室の壁に 「写真撮影忘れるな!」 と大書した紙を貼りました。 (お客さまは気づいたのだろうか?)
おかげさまで写真付きの投稿ができました。
18ヶ月のご無沙汰をなかったことにする作戦が、うまく行ったかどうかはよく分りません。